2011年12月24日

南三陸町でのアロマボランティア報告

12月16日〜19日、宮里副理事長と被災者支援活動に
ご賛同下さったアロマセラピスト7名が、
第8期宝塚希望応援隊のバスで宮城県南三陸町へ向かい、
アロマボランティア活動を行いました手(パー)

第8期宝塚希望応援隊.jpg


現地は雪まじりの寒さだったようですが雪
17日は、3つの小さな仮設に分かれて31名の方に
18日は、志津川中学と志津川高校の仮設に分かれて49名に
アロマのハンドや、妊婦さんやベビーへのマッサージも行いました。
トリマーさんも参加していたので、ワンちゃん犬やウサギさんへの
マッサージや爪切りなどのケアもありました。

切曾木仮設.jpg

水戸部仮設.jpg

志津川高校仮設でアロマ.jpg

2日間で合計80名
男性19名、平均年齢47.9歳
女性61名、平均年齢58.7歳

アロママッサージの内容は
椅子に座り対面で行ったハンドマッサージが60名
横になって、足や、背中や肩のマッサージを行ったのが46名
(内26名はハンドマッサージ後に他の施術を行っています)
1名、ベビーマッサージの指導をお母さんに。

志津川高校集会所.jpg

志津川高校で.jpg


宮里副理事長は今回で4回目の被災地ボランティアでしたが
以前のようにプライバシーが保護されず
コミュニケーションのストレスがある避難所とは違って、
仮設であれ住空間が整ったことで、
随分落ち着いているのを感じたそうです。グッド(上向き矢印)

会話にも笑いがあふれていて、
「全国の人からの物資が有り難かった。
たくさんのボランティアに支えられていることにも感謝で一杯で
どうやってお返ししたらいいのか…」と話されていて
哀しみを乗り越えながら、今後の生活の基盤作りにも目を向ける
気持ちが出てきているようでした。目


また阪神淡路大震災の教訓を活かして、
今回の仮設が作られていることもよく話題に上りました。
小さな仮設にも自治会館(談話室)が作られたり、
縁側に座ってご近所の方と話せるように縁台を作ったり、
寒さ予防の2重サッシや2重の玄関だったり…
しかし、既に孤独死も出ているそうで対策が急がれます。

志津川高校縁側と2重サッシ.jpg

また、お母さんを亡くしたお子さんや、
奥様を亡くされた方とも出会いました。
不用意な会話にならないように
事前にどんな方がおれるのか
仮設ごとに調べておいてから活動を始めることも
今後の課題だと感じています。手(グー)


皆様からお送り頂いたクリスマスプレゼントプレゼントは、
5カ所の仮設で、アロマに来られた方々にお配りし、大変喜ばれました。ぴかぴか(新しい)

また、各集会場で行われるクリスマスパーティのプレゼントクリスマスにと
各代表者さんにお渡ししています。

あらためまして、皆さまの温かなお気持ちとご協力に感謝致しますexclamation
有難うございました揺れるハート

s-志津川中学仮設で.jpg
posted by KAF at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年12月14日

アロマカフェVol.16

12月11日(日)、大門医院3F研修室にて
アロマカフェVol.16喫茶店が開催されました。

今回は、柔整師として整骨院で勤務しながら
鍼灸の学校に通学されている大門浩史先生を
講師にお迎えしました。
「アロマセラピーに活かしたい経穴」を教えて頂く
実技講座とあって、予約の段階から既に多数お申し込みを
頂いており、キャンセル待ちも出ていましたが、
やはりツボが気になるセラピストは多いようですね目

アロマに活かす経穴.jpg

アロマカフェは2時間という限られた時間なので、
挨拶もそこそこに早速実技開始です。
浩史先生は美智子先生の傍でアロマに親しんでこられた
ことから、アロマセラピストが学びたい経穴をよくご存知で、
そのうちのいくつかを選んで教えて下さいますひらめき

イライラを抑えるには?
月経不順、生理痛など婦人科系に効くものは?
腰痛には?
肩凝りには?
冷え症、浮腫みには?
など、アロマトリートメントに活かせるものばかりです。
セルフケアや、クライアントさんへのアドバイスにも
もってこいですね手(パー)

経穴講座.jpg

これまでツボに興味があって、
本やインターネットで調べたことがある方も
少なくないのでは?
しかし、指何本分の幅といっても、
人によって違いますし、
くるぶしから何本分といっても、
くるぶしのどこからかわかりませんよねふらふら

押す方向や、どれくらいの時間押すのか、
骨や筋肉のどこを目安にするのか、
丁寧に教えて頂きましたわーい(嬉しい顔)
人間同じ体が二つとないように、
経穴の場所も人によって少しずつ違うことも
学ぶことができました。

手の経穴.jpg

アンケートでも
「あっという間に時間が過ぎ、楽しく学ばせて頂きました。」

「わかりやすく教えて頂いたので、参加してよかったです。」

「実技を多く取り入れた講座でとてもよかった。
自分のセルフケア、サロンでの施術にも活かしていきたいです。」

「わかりやすい資料を見ながら、丁寧に説明して頂き、
とてもためになりました。」

「今回のツボPART2があればまた教えて頂きたいです。」

など、皆さんから感想をお寄せ頂きましたかわいい

とても優しくてフレンドリーな浩史先生のこの講座、
シリーズ化していけたらと思います。
次回企画の際も、是非お見逃しなくexclamation×2
posted by KAF at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

宮城県被災地へ…

12月16〜19日、宝塚希望応援隊のバスバス
http://d.hatena.ne.jp/avolun1/

宮里副理事長と有志の皆さんが、
南三陸町の仮設住宅にアロマボランティアに向かいます手(グー)

クリスマスクリスマス前ということもあり、
仮設にお住いの皆様へクリスマスプレゼントプレゼントを届けるべく
HPでも皆様に呼びかけを行ったところ、
あったか靴下や、ストラップ、お菓子や雑貨、
セシウムの心配のない粉ミルクなど、
たくさんのプレゼントをお送り頂きました黒ハート
誠に有り難うございましたわーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)

クリスマスプレゼント.jpg

トンボ玉のストラップ.jpg


また、彩生舎さんから、国産シソウォーターをご提供いただきましたので、
正プラスさんのブレンド精油を加えて、抗菌力をアップさせ、
皆さんにお配りする予定です手(パー)
現地は厳しい寒さ台風のようですので、
風邪の予防や、気分転換になれば嬉しいですねグッド(上向き矢印)

抗菌スプレーをお届けします.jpg

抗菌スプレー.jpg

11日に開催したアロマカフェの後、
参加者の皆さんにお手伝い頂き、
スプレーボトルに精油を入れたり、
シールを貼ったり、
クリスマスカードを作ったりと、
準備に追われましたあせあせ(飛び散る汗)

クリスマスカード.jpg

クリスマスカードつくり.jpg

皆さん手際よく作業を進めて下さったので、
これでお届けできますね手(チョキ)
本当に助かりました。
お忙しい中、ご協力有難うございました。

フードバンク関西さんからのお菓子も届けますプレゼント
http://foodbankkansai.org/

フードバンク関西さん提供.jpg

被災地の皆さんを想う関西のパワーが
どうか届きますよう…
そして、少しでも元気を取り戻して頂けますように…ぴかぴか(新しい)
posted by KAF at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年10月24日

安全フットケアセミナー

2011年10月23日(日)、安全フットケアセミナーが開催されましたるんるん

安全フットケア.jpg

講師にお迎えした山口晴美先生は、看護師歴29年、
医療現場でのフットケア指導の第一人者であり、
看護や介護の場で確かな信頼を得ておられます。ぴかぴか(新しい)

山口晴美講師.jpg
 
病院や高齢者施設には、外反母趾、巻爪や爪白癬、
魚の目やタコなど、足のトラブルに悩まされる方が
たくさんおられますが、
皆さんの中にも重症ではなくても、かかとが角質化していたり、
小指の爪が肥厚したりと、何かしらの症状をお持ちの方が
少なくないのではないでしょうか。

正しい歩き方をしていないために、
上記トラブルが起きて歩けなくなったり、
頭痛など他の場所に症状が出たりと、
全身に影響を及ぼすそうです。たらーっ(汗)
最近では3歳とか5歳の小さな女の子にヒールの靴を
履かせたりしていますが、
このままいくと10歳にして高齢者の足になり、
大人になると寝たきりになるそうです。がく〜(落胆した顔)

今回のセミナーは、
足の爪を切ったり、やすりをかける技法を
学ぶだけのことではありません。
爪を切る前に、これらの原理をしっかり把握すること、
そのためには解剖生理をしっかり頭に入れることが
絶対的に必要となります。手(グー)
足の構造がどうなっているのか?
筋肉はどうついているのか?
末梢が冷えるのは何故なのか?
糖尿病や高血圧など、病気を持っている方、
薬を飲んでいる方へのケアはどうする?
傷をつけてしまうと、何が起こる?
何をやるべきか、
何に目的をおくのか、
何をする必要があるのか、ないのか。
先生のお話は、実にわかりやすく、
実に興味深く、
目からうろこが落ちるとはこのことです。目ひらめき

爪の手入れの実技では、
高価な器具がなくとも、身近にあるものを使ってできる
手入れ方法を学ぶことができました。手(チョキ)

爪切り練習.jpg

爪切り2.jpg

またマッサージの実技では、
循環の原理から復習し、
効果的な筋肉の緩め方や浮腫の改善方法を
教えて頂きました。グッド(上向き矢印)

フットケア2.jpg

フットケア.jpg

フットケアとは、ケアをする側本位で整えるのではなく、
受ける側の痛みの有無、症状をもつことによる危険性、
ニーズなどを考え、
思いもよらぬ危険な結果を招かないようにするため、
判断する目を持つことも大事だと学びました。ひらめき

受講生の皆さんからは
「実技も多く、大変勉強となりました。
クライアントが望むことをし、望まれていないことを
しすぎないことも注意していきたいです。」
「何を学習すればよいか、何に気をつければよいかが
わかりました。」
「解剖のおもしろいとらえ方、貴重で刺激になります。」
などのご意見を頂きました。

看護をする立場、
介護をする立場、
アロマセラピストとしての立場、
どの側面からも大変勉強になり役に立つ、貴重なセミナーでしたexclamation×2

山口晴美先生主宰、HANA NURSING THERAPYのHPはこちらです。
http://hananursing.com/index.htm
posted by KAF at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年10月17日

第2期緩和ケアでのアロマセラピーSTEP3

10月16日、緩和ケアでのアロマセラピーSTEP3が
行われました。
関本クリニック院長の関本雅子先生を講師にお迎えし、
「入院・在宅・施設での看取りを考える。
求められるボランティアとは?」
についてお話頂きました。

関本雅子先生.jpg

日本人の3分の1が癌で亡くなるこの時代、
ホスピスで亡くなるのは宝くじにあたるようなもの。
国は、今後施設を含めた在宅での看取りを視野に入れているそうです。

ホスピスとは、治療の手だてがなくなった方が
痛みを和らげ、死を待つ場所なのでしょうか?
多くの人がそう認識しているかもしれませんが、
それは大きな間違いだそうです。
治療の初期段階から、副作用に対しての緩和を行い、
治療できようが、
余命が何年もあろうが、
痛みを我慢するより、それを緩和しながら治療をする方が
延命効果が高いのだそうです。

在宅ホスピスでも可能な処置は多く、
できないことはレントゲンをとることくらい、
兵庫県では約6割の調剤薬局で医療用麻薬の
取り扱いがあるそうです。

また先生は、住み慣れた地域での療法が大切だと話されます。
亡くなる前に天丼が食べたいと言われた
ある患者様の話を例に出され、
神戸でも美味しいと言われる天丼を持っていったところ、
「これは天丼じゃない、銀座の天丼が食べたかった」と
言われたそうです。
油も出汁も関東と関西では違います。
食事の味や、方言など、
その住み慣れた地域性は、とても重要なのですね。
人生の最後を迎えるにあたって、
見知らぬ土地で、見知らぬ人に囲まれる
その孤独感は、想像以上なのだと思います。

関本先生は、今月100歳を迎えられた聖路加国際病院理事長の
日野原重明先生の記念講演会に行って来られたとのこと、
「命はあなたに与えられたあなたの時間。
それをいかに人の為に使うかが大事。」というお話が
あったそうです。

与えられた大切な命を、
これからどう使っていこうか…
今日ご参加頂いた受講生の皆さんは、
それを考えるからこそ、お集まり下さったのだと思います。

緩和ケアでのアロマ講習会STEP3.jpg

お昼休憩をはさんで、
午後からは宮里副理事長による
「実践!緩和ケアでのアロマセラピー」です。
まずはラベンダーとラバンジンの香りの嗅ぎ比べで、
少しいっぱいになった頭とお腹を、リフレッシュです。

試香.jpg


その後、
緩和での実践には、どんなことが大事なのか、
医療現場を知らないアロマセラピストがおかしてしまう
患者様にとって苦痛でしかないアロマとはどんなものか?
実際の現場で目にされたことを例に、
やってはいけないことも学びました。

スクールで習った通りのことではなく、
安楽な体位、
望まれる適切な施術部位、
信頼されるコミュニケーション、
どこに痛み止めのパッチが貼ってあり、
どこにチューブがついているか、
どこに触れてはいけないか、
そういったことを瞬時に読み取り、
患者様にとって身体も心も気持ちのよい場所となること。
応用をきかせて個々にあったアロマを提供できないと、
もうそれはボランティアではなく、
ひとりよがりでしかありません。

実際の患者様が提供して下さった
痛みや浮腫、全身倦怠感、呼吸困難などの
5名の症例について、
どんな精油を何パーセントでブレンドするか?
心や身体の状態をどう観察し、
何を目的にケアをするのか、
それぞれが必死に考えます。

実践アロマカルテ.jpg

緩和ケアでのアロマ実践編.jpg

私達緩和ケアでのボランティアを志す者へ残して下さった
患者様の大切な言葉や映像を、
感謝とともにしっかりと胸にきざんで、
次回STEP4は、いよいよ実技の実践です。
posted by KAF at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

中山寺プレママフェスタ2011

2011年9月9日〜10日、安産祈願で有名な中山寺において
『中山寺プレママフェスタ2011』が行われました

中山寺.jpg

爽やかな秋晴れ晴れのこの日、
幸せそうなお腹の大きな妊婦さんやご家族が集まる中ムード
マタニティファッションショーや、
ベビーカーの販売、
マタニティヨガなどが繰り広げられました。

妊婦さんのファッションショー.jpg

その中で、KAFの宮里文子副理事長が講演依頼を受け、
「夫婦と親子の絆を深めるタッチケア」と題した講演を行いました。

プレママフェスタにて.jpg

本来、出産時や授乳時に分泌されるオキシトシンというホルモンは、
実は幸福感や愛情を感じるホルモンでもあり、
絆ホルモン・信頼ホルモンとも呼ばれるそうですムード

触れることによって分泌されることや、
ご主人が奥様にタッチケアをすると、
ご主人自身のストレスまでも軽減されるというお話しをすると、
皆さん真剣に聞き入っておられました。耳

プレママフェスタ会場.jpg

後半のハンドマッサージ体験では、
デモンストレーションのあと、
まずはスタッフがご夫婦の手に触れてみて、
その後ご主人から奥様へのハンドマッサージを促すと、
「気持ちいい〜!」と嬉しそうな奥様の笑顔exclamation
それを見たご主人もまた嬉しそうに、
一生懸命マッサージをされていましたぴかぴか(新しい)

中には、家でも毎日続けたいからと、
マッサージクリームをほしいとおっしゃるご夫婦もおられ、
キラキラと輝くその笑顔は、
これから迎える大切な赤ちゃんにとって、
最高の安心の場所だと感じましたハートたち(複数ハート)
タッチケアで、こんなご夫婦が増えていくと
嬉しいですねわーい(嬉しい顔)
夫からのハンドマッサージ.jpg
posted by KAF at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年09月16日

アロマカフェVol.15

2011年9月11日(日)、アロマカフェvol.15を開催しました。喫茶店
今回はKAF理事である春田博之先生に
伝承医学と色についてお話頂きました。

アロマカフェ(春田先生)3.jpg

先生はご自身の診療の中で、
症状と色には関連性があるのでは?ということを
見いだされ、そこから色と医学の関連についての勉強を
始められたそうです。本

先生のクリニックにおけるアンケートによると、
食欲不振の時、
風邪気味の時、
イライラして胃の調子が悪い時、
めまいや浮腫みのある時、
精神的に疲れている時など、
ある程度患者様の選ぶ色が一定していたのだそうです。目

実際に色彩は、歴史的に医学にも用いられてきました。
西洋医学の父、ヒポクラテスの四体液質や、
ギリシャ医学の四体液質、
インド・アーユルヴェーダ医学、
チベット医学、
陰陽五行説、
漢方医学など…

現代でも、薬でなかなかよくならない心療内科の患者様に、
カラーセラピーを用いることで
症状が改善されたという例もあるそうです。

皆さんもチャクラの色に興味を持たれたことが
あるのではないでしょうか?目
身体の部分のエネルギーを色に置き換え、
弱った部分を補うべく、その色を身に着けたり。ぴかぴか(新しい)

しかし、これまではおまじない気分で感じていた
色の持つエネルギーが、
今回先生のお話を伺うことで、
医学的に裏付けされた気がします。ひらめき

アロマカフェ(春田先生)2.jpg

参加者の皆さんからも、
「そういえば、この色の物を選んでいた頃は、確かにこういう体調だった。」
「子供がこの色を好きなのですが、確かにこういう性格です。」など、
感想や質問が次々と飛び出していました。

アンケートでは、
「色というのがここまで身体に影響するということを知りびっくりした。
選んでいた色を振り返り、色々なことを思い返した。」

「今までバラバラだった知識をまとめてきくことができた。
色と医学的なこと等、具体的なアンケート結果まであり、
自分の経験に照らし合わせても納得できることがたくさんあった。」

「春田先生の講義は実体験も混じえながらの分かりやすいお話で、
素人の私にもよく理解できてためになった。
人間てすごい!と思った。日常から色彩をもっと意識していきたい。」

など、たくさんのご感想を頂きました。

ご興味のある方は、
春田先生が主宰されている自然律療法研究会のブログを
ご覧になってみて下さい。
http://nalcure.blog77.fc2.com/
posted by KAF at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年08月24日

第2回緩和ケアでのアロマセラピー  ホスピスボランティア講習会STEP2

8月21日(日)、緩和ケアでのアロマセラピー 
ホスピスボランティア講習会STEP2が開催されました。

今回もSTEP1に引き続き、岩井美詠子講師より
グリーフケアと悲嘆のプロセスについて学びました。
まずは、きれいな花火のスライドが映りました。
先日、先生が熊野で撮られた花火ですぴかぴか(新しい)

熊野の花火.jpg

この大輪の花は、鑑賞用の花火ではないのです。
この夏、初盆を迎える方々の遺族が花火師と相談し、
故人の人生を偲び、その方が生き抜いた人生を
花火にして打ち上げるのだそうです。
「あぁ…、こんな人生だったんだな、
こんな花を咲かせたんだな」と…。
それは、遺族のみならず、観る人に大きな感動を与え、
涙なくては見れないものだったそうです。

自分はどんな花を大空に咲かすことができるでしょうか?かわいい
そう思うと、時間を無駄にはできませんね…。

その後、前回の宿題を隣の席の方とシェアです。
そして、死に対する考え方や、故人と向き合う為の設問に
各々が答えていき、それについても話し合いがもたれました。

若いうちは、あまり死に向き合うことは
ないのではないでしょうか?
先生は、“必ずやってくる死を知っている者が、
志をもって努力を重ね、成功するのだ”という
道元と弟子の会話を用いられました。
自分の人生を大切に生きぬくためには、必ずやってくる死を
しっかりと見据えなければいけないのだと感じました。

また、悲嘆にくれるプロセスを理解せずに、
励ますつもりで口にする言葉が、
どれだけ相手を傷つけ、孤独や不安を増強させるか。
逆に、どのような言葉や行動が、
思考が止まるほどのショックを受けた人にとって
本当にありがたいものなのか、
岩井先生の大切なご経験から
学ぶことができました。

死生学.jpg

今回も、ボランティアを志すということを通して
自分自身の「生と死」を見つめなおす機会となりました。

「タッチほど心の鍵がはずれるものはない。
脳が癒され、心が癒される。
鍵がはずれると自然に話しはじめるようになる。
そこから逃げてはいけないのです。」という岩井先生の言葉が、
アロマボランティアの意義と責任を物語っているように思います。


お昼休憩をはさんで、午後からは宮里副理事長による
緩和ケアでのアロマセラピーの実際を学ぶ講義です。

“残された時間の伴走者”という言葉が好きであるという宮里講師は、
これまで多くの患者様の支えとなって、
その語りを受け止めて来られました。

アロマとセラピストによって癒されたその状況を
今後学ぼうとする人たちへ残してくれと言われた
患者様の貴重な記録の数々。
どれも痛みに耐えているはずの患者様が
タッチによりその表情を変え、穏やかに語り続けます。

しかし、アロマがいくらすばらしくても、
セラピストなら誰でもすぐに伴走者になれるかというと、
緩和ケアにおけるアロマは、そうではありません。たらーっ(汗)

ファーストコンタクトの時点から、
心を開いて頂けるような対応をすると同時に、
患者様の身体の状態、
医療器具の状況、
どんな治療の最中か?麻薬の注入は?
どんな呼吸?どんな皮膚?
病院側から得られる情報が少なくとも、
ある程度は自分で判断できる目と知識が必要です。

アロマセラピストは決して治療には関わりませんが、
それを妨げることがあってはならないからです。

これらの知識なく、アロマセラピストが医療現場に出ることは
とても怖いことだと認識しなければいけないと思います。
また同じ病棟にいても、患者様一人一人が同じ状態であることは
まずありえません。
冷静な目と温かいこころを、同時に持ち合わせながら、
それぞれの身体の状態、こころの状態に合わせて、
瞬時にたくさんのことを判断しなければなりません。
どんな状態でも逃げずに受け止める準備や努力をせずに
患者様の前に出るということがどういうことなのか、
あらためて考えさせられました。

また、安楽に施術を行うための体位や、精油選択、施術方法なども、
患者様のご協力のおかげで、一目瞭然で理解することができました。

これらの注意点を学ぶのは、
机上の勉強や、アロマセラピストからでは無理なのです。
医療従事者であり、且つ現場で長年経験を積んだ
アロマセラピスト、その両方の目を持つ宮里講師から
受講者の皆さんもたくさんのことを吸収されたことでしょう。

最後に、飛騨高山のオークヴィレッジで抽出している
日本産の精油を試香させて頂きました。ハートたち(複数ハート)

日本精油の紹介.jpg

クロモジや、ヒノキ、山椒など、
珍しい香りと、その成分は、
とても興味深いものでした。目
αピネンの多いその精油達も
緩和に取り入れていけるといいですね。
今後、KAFでもご紹介していけそうですので、
楽しみにしていて下さい。るんるん

日本精油紹介.jpg

次回STEP3は、いよいよ実践に突入です。
精油選択や、アセスメントを練習していきます。手(グー)
残席わずかとなりました。
お申込みお急ぎ下さいねexclamation


posted by KAF at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年08月10日

第2回介護分野でのアロマセラピー 実技講習会

8月7日(日)、浅井隆彦先生の第2回介護分野でのアロマセラピー
実技講習会が開催されました。

介護実技2.jpg

受講者の皆さんの中には、アロマセラピストのみならず
理学療法士、ケアマネージャー、看護師、マッサージ師、
介護アロマにご興味のある一般の方もおられ、
午前中の座学は、丁寧にアロマの基本から始まりました。

その中でも、経絡についてのお話しもあり、
経絡には陰と陽があり、
どの部分がどの内臓と関係し、
どのように刺激するのか、
それによってどんな変化が体に起きるのかという
鍼灸師である浅井先生ならではの情報を
学ぶことができました。ひらめき
先生の本やDVDが出版されていますが、
講義では、そこに掲載されていない情報なども
教えて下さるので、とても有り難いですね。手(チョキ)

先生のギャグを期待していましたが、
理事長の大門先生がおられたせいかわーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)
午前中はあまり炸裂しませんでした。失恋 

お昼休憩の前に、先生から一言。
「午後の実技は、お腹いっぱいになってベッドに横になるので
必ず眠くなります眠い(睡眠)。眠くならない食べ方をお教えしておきましょう。」ひらめき

その方法とは・・・
腹部は副交感神経支配なので、一気に食べると腸が活発に動き
副交感神経が急に刺激され、眠くなるのだそうです。
まずはお水などを飲んで、それからゆっくりと食べるとよいそうですよ。
お試しあれグッド(上向き矢印)

さて、午後はお待ちかねの実技ですexclamation
今回のテーマは、不眠と冷えと浮腫みです。
デコルテと下肢を学びました。

介護アロマ1.jpg

デコルテは香りを最も嗅ぎやすい部位ですし、脳に近いので、
不眠にとても効果があるそうです。ぴかぴか(新しい)
まずは脳を鎮める手技から始まりました。
どれくらいの圧なのか、回ってお手本を見せてくださいます。手(パー)
自分で感じないと、見ているだけではわからないですよね。
浅井先生の実技講習会のよいところは、こういうふうに
一人一人が体感できるように、丁寧に実演してくださるところだと思います。ぴかぴか(新しい)

しかしこの力加減がとても難しく、先生のタッチのようには
なかなかできません。ふらふら

デコルテの実技では、
“どんな姿勢になっているために
どの筋肉が萎縮し、どの経絡がつぶされ、
それを改善するために、どの筋肉や部位に働きかけるのか”を
たっぷり学ぶことができました。

しかし、時にセルフケアの方法も織り交ぜながらの先生のお話は、
いくら時間があっても足りません。あせあせ(飛び散る汗)

介護実技1.jpg

第1回の講座で学んだ浮腫みや冷えのための下肢の施術は、
少し高速気味になってしまいました。ダッシュ(走り出すさま)

実技2.jpg

実技4.jpg

終了後のアンケートでは、
「2回目の参加だが、前回同様一日が過ぎるのがとても早く感じる程
充実した時間が過ごせた。」
「とてもわかりやすく、知りたい以上の事が学べてとてもよかった。」
「とても丁寧に教えて頂き、会場の雰囲気もよく、参加してよかった。」
など、とても好評でした。グッド(上向き矢印)

不眠、冷え、浮腫みなどの悩みを抱えた方々が
一人でも多く、楽になっていただけるよう、
皆さん一緒に頑張りましょうexclamation手(パー)


posted by KAF at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月29日

第2期緩和ケアでのアロマセラピー

7月24日(日)、第2期緩和ケアでのアロマセラピー
(ホスピスボランティア講習会STEP1)が行われました。

今回も、前回に引き続き岩井美詠子講師より
ボランティアの原則やターミナル期のニーズについて
お話し頂きました。

死生学講義.jpg

この度の東日本大震災にも、多くのボランティアが
かけつけましたが、ボランティアは誰にでもできる
素晴らしい活動である反面、多くの心構えが必要である
ということを、今回も先生ご自身のたくさんの
体験を伺うことによって、学ぶことができました。

ボランティアにはルールや心構え、適性も必要で
それができていないと自分がしんどくなるだけではなく
相手を傷つけてしまいかねないのですね。
よかれ と思って一方的にすることや、
同情からのめり込むことは、
ボランティアとしての存在意義を取り違えていることに
なるようです。

どのような心の準備をし、
どのようなコミュニケーションをとるのか?
なにが望まれ、なにをしてはいけないのか?
ターミナル期の方はどのような思いでおられるのか。
先生のアメリカでの体験や、ご家族との大切な思い出の
中から、生きた学びを得ることができました。

そして今回もポストイットを使った喪失体験をすることで
受講生の皆さんは、心の本当の声が聞こえたのではないでしょうか。
普段あまり考えていない、自分にとって本当に大事なもの。
それを確認することで、今何をするべきかが見えてくるのですね。

大切なもの.jpg

また、触れることにより相手に伝わる体験を
実際にペアになって試してみました!
お題を出すのは先生です。
皆さん一生懸命思いを込めて伝えます。
受け取る側は、単語は出ないまでも
「優しく包まれるような気がした」とか
「感謝の気持ちのようなものを感じた」など、
何かしらインスピレーションを感じていたようです。

手から伝わる1.jpg

手から伝わる2.jpg

触れることで思いが伝わるというということは
アロマは何より強力なツールですね。


お昼休憩を挟んで、緩和ケア認定看護師の橋本みさ子講師より
緩和ケアとは?
癌を宣告された患者様の現状、
それをサポートするチーム体制
などについてお話しがありました。

緩和ケア認定看護師.jpg

患者様と話をする時のポイントや、
接するにあたって大事なこと、
看護師さんを呼ばなくてはいけない状況とは?
ターミナルの知っておくべき知識など、
現場の声を聞くことができました。

コミュニケーション2.jpg

また患者様との思い出をいくつかお話し頂き、
そこから患者様の思いや、
家族への思い、
ドクター、ナース含めそれを受け止める
ケアチームのあり方や、通い合うつながりを
感じることができました。
ちょっぴり涙まじりの、温かいユーモア溢れるお話しでした。

「一番大事なことは、逃げないこと…」
その一言の重さから、現場の凄まじさが伝わると同時に
ボランティアを行う上で身を引き締めなくてはいけない
大事な一言だと感じました。


STEP1の最終講義は、宮里文子講師の
緩和ケアでのアロマセラピーについてです。
いよいよ、実際に緩和ケアではどういうアロマが
行われるのかという具体的な勉強に入ります。

緩和でのアロマ2.jpg

この精油は、なんとなく気持ちが落ち着くから…
これは、なんとなくすっきりするから…

医療現場ではそのような使い方はできませんね。
どの成分に発ガン性があるのか?
ホルモン様作用があるものは、どの場合禁忌か?
薬剤との相互作用のリスクや
放射線療法との兼ね合いなど、
実際にイギリスの緩和ケアで行われている方法や
医療現場において求められるエビデンスも含め
学んでいきました。

1日で盛り沢山の内容のSTEP1、
参加者全員の皆さんから、満足のいく内容だったとの
声を頂きました。

これからSTEPが進むごとに、どんどん内容も具体化して
いきます。
ご参加頂いた皆さん、次回宿題をお忘れなく!

今回ご参加いただけなかった方も、キャンセル待ちにて
お申し込みを受け付けております。






posted by KAF at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月06日

アロマカフェVol.14

7月3日(日)、アロマカフェVol.14を開催しました喫茶店
今回のアロマカフェは、KAF理事の村田正典先生より
「下肢静脈瘤について考える 〜安全にマッサージをするために」
と題した講義形式で行われました。ぴかぴか(新しい)

村田先生2.jpg

日頃、下肢静脈瘤のある方へのマッサージは、
“血栓が飛ぶおそれがあるので触れない”というのが
常識となっていますね。目
しかし、静脈瘤にも種類がありますし、
その判別や、どういう原理でおこっているのかという知識は
持ち合わせていない方が多いと思います。ふらふら

今回、循環器のご専門である村田先生より、
下肢静脈瘤にはどのようなものがあるのか?
何故静脈瘤が起こるのか?
その種類や症状、判別の仕方、
対応の仕方を丁寧に教えて頂きました。

村田先生1.jpg

先生自ら駆血帯で腕を縛り、
静脈を浮きだたせて参加者一人一人にそれを触れさせて
下さるという場面も!手(パー)

また「このような場合の対処は?」という例題もあり、
自分達で考える練習もできました。グッド(上向き矢印)

今、被災地では避難所暮らしの高齢者の約半数が
深部静脈瘤をもっていると言われています。
狭い空間で動けずに、身体を痛めていらっしゃる方々に
下肢のマッサージをして差し上げたいのにできない。もうやだ〜(悲しい顔)

妊婦さんや、長時間立ったままの仕事をされいる方は
足が重くてだるいのに、静脈瘤の兆しがあればマッサージできない。もうやだ〜(悲しい顔)

そんなジレンマを、今回の村田先生のお話を伺うことで
スッキリと晴らすことができました。揺れるハート

静脈瘤のことをわからずに、やみくもに触ることは
絶対避けなければいけませんが、
静脈の原理をしっかり把握し、
これだけは絶対禁忌である!
ということを判別する目をしっかり持っていれば、
アロママッサージが有効になる場合もあり得るということを、
わかりやすく学ぶことができました。ひらめき

普通なら高い受講費を払ってもなかなか学ぶチャンスがないような
今回の内容を、アロマカフェで学ぶことができるのは、
KAFならではですexclamation×2

次回のアロマカフェも、KAF理事の春田博之先生より
「色彩で巡る、世界伝承医療の旅」について学びます。
乞うご期待ぴかぴか(新しい)
posted by KAF at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月05日

岩手でのアロマボランティア2

6月27日〜29日、再度岩手へアロマボランティアに行ってきました。
今回も、現地のボランティアコーディネートをされている
ゆいっこ花巻さんにお世話になり、活動をすることが出来ました。
まずはゆいっこさんが支援物資の提供をされている
ドラッグストアの倉庫にて、到着早々活動開始です。
倉庫には年齢や性別ごとに仕分けされた衣服、
もうすぐ仮設住宅への入居が始まるので食器や衣装ケースなど、
たくさんの物資が並んでいました。
震災当初の支援物資には、入浴剤やコーヒー豆もあったそうです。
お風呂もない、水もない状況で、どうやって使えと…
それを見た被災者は、やりきれない気持ちになったそうです。

支援物資.jpg

支援物資2.jpg

関西では少しずつテレビの報道も減り、節電、放射能、エネルギー問題
ばかりにスポットがあたるようになりましたね。
しかし、現地の人はまだまだ苦痛を強いられています。
「国は復興、復興というけれど、復興するまでをどうやって生きろと
いうのだろう?家族を抱え、今を生きなくてはいけないのに、
それまでの生活がもたない…」と言われます。

それでも「泣くだけ泣いたよ。もう涙も出ない。
前を見るしかない。神戸の人たちがしてくれたように、
自分たちもこの経験を活かしていきたい。」と前を向いておられました。

倉庫で.jpg

午後からは大沢温泉に避難されている方のところへ向かいました。

大沢温泉.jpg

各お部屋を訪問して回ります。
一人部屋、他人との二人部屋、家族部屋。
身内を亡くされた方も少なくありません。
ほとんどの方が背中、肩、腰、膝に痛みを抱えておられます。

前回の訪問同様、この日もたくさんのお話を伺いました。
90歳近い女性が津波に流されて、瓦礫に当たりながら必死で泳ぎ、
意識を失いかけた時に引っ張り上げてくれたのが息子と孫だったという話。

地震後、必死で沖へ向かった漁師さんが向き合ったのは、
とてつもなく恐ろしい津波。
今度もし同じ状況になったら、死んでも沖へ出たくないという話。

息子家族のところに避難したが、1カ月程で気兼ねして、
一人で避難所暮らしをしている方の話。

息子さんが東京から一時帰宅して、明日東京へ帰るという時に被災、
息子さんだけ亡くなったという方の話。

そして夜はゆいっこさんとの会食で、
神戸新聞の記者さんも同行して下さり、
NPO法人タッチケア支援センターさんとKAF副理事より
阪神大震災の経験をお伝えし、今後の支援について話し合いました。

ゆいっこさんと会議.jpg

神戸新聞6月28日朝刊.pdf

今後仮設入居が始まり、孤独死が問題になってくるという話題で、
東北の高齢者は孤独で自殺するということは少ないだろう、
むしろ家族の負担になることが辛くて死を選ぶ方が心配であるという
ことを伺い、土地柄の気質の違いに驚きを隠せませんでした。
その他、働きたくてもすることがない被災地の現状、
季節ごとに必要になってくる物資をどうするか、
住民不在の街づくり計画が進んでいること、
生活費がないのに仮設に入れない問題など、
話題はつきませんでした。

翌日は大槌町安渡小学校へ再訪です。
5月に訪問した時より幾分瓦礫が減っていましたが、
それでも復興というには気が遠くなるような現状です。

大槌町.jpg

しかしこの日の朝、やっと大槌病院の仮診療所が建ち、
スーパーは倉庫を借り切って品物を並べていました。

大槌病院仮診療所.jpg

マイヤ.jpg

ゆいっこさんに漁市場があったところへ連れて行って頂きました。
前回、「もうここには住めない」と言っていた漁師さんが、
奥さんと漁場を片付けに来ていました。
「秋には魚がとれるように頑張るよ!」と言われ、
とても嬉しい気持ちになりました。

漁場.jpg

小学校へ到着すると、校庭には建設中の仮設住宅が並んでおり、
以前とは違う光景が広がっていました。

仮設.jpg

そして今、被災地はハエが大量に発生しています。
2リットルのペットボトルが玄関にいくつも置いてあり、
その中に真っ黒なハエがたくさん浮いていました。
中に何が入っているかというと、お酒、酢、砂糖だそうです。
匂いに吸い寄せられるんでしょうか!すごい知恵ですねぇ!

校庭の車中で寝泊まりされている方もおられます。
夜中に病人がでるかもしれない、すぐに病院へ運ばなくては
いけないから…とおっしゃるその背中は、石のようにガチガチでした。

5月の時点で270名、現在247名で、まだほとんどの方が
ここで過ごされています。
この日の昼食は、ご飯、ゆでたまご、紙パックの野菜ジュース、
ヨーグルトです。
皆さんご飯の上にゆで卵を1個のせて、部屋へ向かいます。
ご飯と海苔だけの日もあります。
夜のメニューは大釜で炊くようなものもあるそうですが、
今もこのような食事が続いています。

前回、アロマを喜んで下さった方にどうしても会いたかったのですが、
残念ながらもうおられませんでした。

本部のテントには小林幸子さんや小泉進次郎議員のサインがあり、
皆さん記念写真を大事そうに見せて下さいます。
大槌小学校にはEXILEが来てくれたらしいけど、
ここにはGLAYのテルさんが来てくれたよ、幸っちゃんは
気さくでいい人だったよ、と少し自慢気です。

「津波はね、TVどころじゃないんだよ。
真っ黒で大きな壁が押し迫ってくるんだから!逃げたよ!逃げたよ!」
と声を押し殺しながら感情が高ぶる方もおられます。
「早く働きたい。お給料をもらった時に仕事の疲れは全部とれんだ。
今は働けないからねぇ…」とおっしゃるその背中も
ガチガチに固まっていました。
ゆっくりほぐしているうち、いつの間にか眠っておられます。

ヘルニアで右下肢が麻痺している方は、
リハビリのボランティアさんに教えてもらった運動を毎日欠かしません。
そのおかげで、足の指が動くようになったと見せて下さいます。
狭い空間に体を縮こまらせながら、努力を続けておられました。

ゆいっこテント.jpg
(校庭にあるゆいっこさんのテント前)

翌日は花巻の旅館での活動です。
避難所での生活は、もうとっくに限界を超えている場合も少なくありません。
特に人間関係は最大のネックとなるようです。
正義感をもって発言したその瞬間から、
拷問かと思うような、開いた口がふさがらない大人のいじめを受ける場合も
あるようです。
いじめられた子供が自殺を考える気持ちが初めてわかったというその方は、
施術中、涙が止まりません。
心のきれいな方が、どうしてこんな目にあうのでしょう。

またある方は、避難の際、高齢者や近所の人を背負って
火事場の馬鹿力で逃げたため身体を痛め、
地元を離れて闘病しておられました。
話し相手もなかなかできず、孤独な日々。
地元の仮設を申し込んだが、知人は皆他の土地の仮設へ。
このまま孤独死してしまうのではないかという不安にとらわれています。

前を向こうとしている方、まだまだ立ち止まって不安な方、
それぞれの胸の内は複雑で、歩み出す速度もまちまちですが、
「最初は目をつむると津波や瓦礫の光景が見えて、でも涙も出ないの。
その時期が過ぎると、辛くなって、どうしよう…と落ち込んで。
今はもうあきらめた。泣いていても仕方がないからね。
過去の思い出にしがみつかず、1つ1つ手放すの。」
という話を聞いて、心の回復力は誰にもあると信じたい気持ちです。

ホテル花巻でハンド.png

7月末までには、安渡小学校や花巻の旅館に避難されている皆さんが
仮設に移れるそうです。
避難所解散となり、新しく仮設でのコミュニティ作りが
今後の問題となりそうです。
どうか皆さんの暮らしに希望の光が注ぎますように…。

カゴ.jpg
被災者の方に頂いた手作りカゴ(広告を折って作ってあります)
posted by KAF at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月14日

第2回お茶っこカフェ

6月11日(日)、東日本大震災から3カ月目のこの日、
宝塚NPOセンターにて、「お茶っこカフェ」が開催されました。喫茶店
http://www.hnpo.comsapo.net/weblog/myblog/156/34030

KAFからも、震災ボランティアにご登録頂いた皆さんと、
3名でアロマオイルを使ったハンドマッサージを行いました。
このボランティアは先月に引き続き、2回目の参加です。

611お茶っこカフェハンド.jpg

前回は初回ということもあり、集まりもまばらだったようですが、
今回は開始時間前から、入り口付近には既にたくさんの方が集まって来られ
11家族22名が参加されたそうです。

611お茶っこカフェ.JPG

前回来られた方で、「今日は大雨でもアロマを受けるために来よう
と思ってたんです。」とアロマを気に入って下さった方もおられました。ハートたち(複数ハート)

子どもさん連れの方にセラピストがハンドマッサージをしていると、
なんと、お母さんの腕を優しく撫ではじめ手(パー)
小さな自分の腕もセラピストに差し出す可愛いお子さんもexclamation×2

佐藤さんと子供.jpg

遠くは岡山から3世帯のご家族で来られていました。
岡山でも、女子サッカーの試合ご招待など
被災者支援の活動はあるようなのですが、
その場所では、結局はどの方が被災者かわからず、
何の交流もできなかったそうで、ふらふら
「お茶っこカフェ」へは、ネットで調べて
車で2時間もかけて来られたそうです。

なぜ岡山に避難されたのか…
福島の原発25キロ圏内、30キロ圏内は受け入れがあっても、
それを越えると他県の受け入れはぐんと減るのだそうです。
たった2キロ違うだけで、受け入れ場所など支援内容が変わり、
その境遇にも差がでてくるのですね。


“お茶っこカフェ”が始まってすぐに
ハンドマッサージのブースに飛び込んで来られたのは
福島の南相馬市から岡山へ避難された主婦の方々です。
“ローズインホホバのオイル”で心地良い香りにつつまれながら、
「あぁ、気持ちいい」と笑顔です。
そのうち、ポツポツとお話して下さいました。
「現地の子供達は、長袖、長ズボンにマスク、
暑くても小学校の窓も開けられない。
体育館が壊れていたら、運動もできない。かわいそう…
私達が普通に生活をしているところへ、政治家は白い防護服で
車から一瞬降りただけでさっさと帰ってしまった。
私達が普通の服で外を歩いているのに、全身防護服ですよexclamation
病気になってからでは、文句を言っても仕方がない。
そうなる前に、自分達で避難しないと…」

また同じく南相馬の男性は、
「福島は、最初給食センターの食糧を分けていたが、
底をつくと、放射能が怖くて誰も入って来ようとしなかった。
水さえなく、湧水を汲みに行き、米だけはなんとかあったので、
子供は1日おにぎり1個、大人はおにぎり半分だけだった。
国は、自分たちは防護服を着ながら、放射能値は大丈夫だと言うが、
そう言われ続けると、本当にそうかもという気になってしまう。
年寄りを抱えた家族や仕事がある人は、他へ移れないし、
そうしている間に、逆に他の場所に移る方がおかしいと思われる
という変な感覚が街に広まり、出にくくなってしまう。
国に洗脳されていると感じる・・・
それでも、東電になんてことをしてくれたんだと
文句を言う気はないし、そんなことは思わない。
起こってしまったことを、とやかく言っても仕方がない。
それよりも事実を隠したり、あやふやなことを言って
惑わさないでほしい。ただそれだけ…」と話されます。

また、茨城県から被災して来られた方は、
「茨城県も福島と同じくらいの放射能値の所があるのに、
民法のテレビ局がないので世間にあまり知られていない。
食糧も、ガソリンも、物資もなかったのに、
世間に知られていないので入って来なかった。
実家に避難しているが、親でさえこの不安をわかってもらえない。
だから同じ境遇にいる人たちと分かち合いたくて来ました。」
表情は笑顔ながらも、アロマの最中もキョロキョロと話し相手を
探されているようで、その不安や落ち着かない心の内が感じられ、
今一番必要なのは、分かち合える人との交流なのだと
強く思いました。

福島から避難して来られた男性に
「今お困りのことはありますか?」とお聞きすると、
「ないです。子供は元気に学校に通い出したし、仕事もすぐ見つかった。
被災者向けの募集があり、すぐに採用になりました。
仕事先からは「あなたのことを宣伝材料に使わせてもらいます」と
言われましたけど…」

何のために宣伝に使うのでしょう。
逆の立場だったら、そんなことをされてどんな気持ちになるのでしょう。
しかし、そう言うと、
「いいんです。別にそう言われても・・・
それよりも仕事があるだけで有り難い。」と言われました。


今回感じたことは、
故郷を離れ、見知らぬ土地で一生懸命新しい生活に馴染もうとする中で、
やはり同じ境遇の方々との交流は、とても大事なのだと痛感しました。ひらめき
頭でわかっていたつもりでも、それを目の当たりにした感じです。

そして、支援をする側は、純粋に助けになりたい人ばかりではなく、
それを利用しようとする人もいるのだと知りました。
それでも被災者の方々は、有り難いと言われます。
どれだけその思いを受け留められたかはわかりませんが、
どうかこの手から、応援している気持ちが伝わっていますように…。ぴかぴか(新しい)


posted by KAF at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月26日

介護アロマ実技講習会

5月24日(土)、大門医院3階研修室にて、
浅井隆彦先生の介護アロマ実技講習会が開催されました手(グー)

浅井先生.jpg


浅井先生は、鍼灸マッサージ、スポーツマッサージ、美容業界にも
アロマセラピーを導入していかれたパイオニアですぴかぴか(新しい)
しかしそこにとどまらず、癒しが必要なのは高齢者も同様であると、
介護ケアマネージャーの資格を取得、
本格的に介護分野においてもアロマの風を普及されています。
そんな先生の講座は全国でも大人気exclamation×2
その理由は、興味深い講義の内容とともに、楽しいトークにもあります。
この日も5分に1回(?)のジョークに、教室は笑いに包まれていましたわーい(嬉しい顔)
座学もそこそこに、早速実技の講習です。

実技.jpg

しかし、ただ手技を習うのではありません。
ひとつひとつの手技に、必ずその根拠や高齢者の状態など
丁寧な説明がつきます。
解剖学的な面からも教えて下さるので、
受講者側もある程度の知識があることが必要ですね。

そして、必ず全部のベッドを何度も回り、質問にもきちんと
答えて下さいます手(パー)
各ベッド.jpg

鍼灸師として、ケアマネとして、いくつもの目を持つ先生からは
多角的にたくさんのことを学ぶことができます目

高齢者はオイルがすべると危ないので、
この日はジェルにホホバオイルと分散剤を混ぜたクリームを作成、
それを使用してのマッサージでした。

クリーム.jpg

普段私たちが行っているマッサージ手技の意味を
あらためて知ったり、
なんとなく疑問に思っていてすっきりしなかったこと、
正確なツボの位置など、
目からうろこなことがたくさんありましたひらめき
フット.jpg

最後は高齢者のセルフケア体操を皆で行いました。

エンジェル.jpg

これも先生のオリジナルの掛け声で、
大爆笑のうちに1日があっという間に過ぎていきましたわーい(嬉しい顔)

「手にマインドを・・・。
それがなければ、どんなに技術があったとしても
何にもならない。」
そう話された先生の目は、冗談のかけらもなく
とても真剣で熱い思いが伝わってきました。

終了後のアンケートは
「今までに学んだことのない大変貴重な知識と技術を
学ばせていただいた。
先生のお話がとても楽しくわかりやすく、あっという間に過ぎた。」
「大変素敵な先生でびっくりした。お話全てがためになり、よかった。
介護のこと、老人のことをよく知っておられ、勉強になった。」
「お話も楽しくて面白かった。《介護分野での生きたマッサージ》と
いうのはなかなか学べるところがないので、貴重な学びの場を
与えて下さり感謝。」
など、大変好評でした。
是非シリーズ化を!という皆さんの声が多かったので、
8月7日(日)に第2弾を企画中です。
浅井先生の講座を大阪で受けられる機会は貴重です。
すぐに定員になることが予想されますので、
お急ぎお申込み下さいねかわいい
詳細は追ってHPでご案内します。
posted by KAF at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月18日

KAF第4回総会開催しました!

5月15日(日)、晴天に恵まれ晴れ
お陰様で市民講座と第4回KAF総会・講演会を
開催することができました。
これもご来場下さった皆様、日頃KAFを支えて下さっている
会員の皆様のお陰と、感謝致します。

午前中の市民講座は参加費無料で、たくさんの方に
お越しいただき、とても有意義な講座となりました。

受付2.jpg

小久保さん.jpg


まずは宮里副理事長より、絵本「りなちゃんきいて」のご紹介講座です。
心に寄り添うことの大切さを教えて頂いたなど、下記ほか
たくさんの感想が寄せられました。かわいい
「感傷的な視点からでなく医療的な点からも見れたことは
よかったと思う。」
「治療ではないアロマセラピーだが、アロマセラピストは
終末期の患者の方に寄り添い、心理面でサポートするとが出来る
貴重な存在であると感じた。」

午前宮里さん.jpg

午前宮里さん2.jpg

次は兵庫医科大学産科婦人科講師の鍔本浩志先生より、
子宮頸がんワクチンについて、ご講演頂きました。
りなちゃんのお母さん、山本順子さんが子宮頸がんで亡くなった
ことから、頸がんの予防、ワクチンの重要性を広めることは、
順子さんの望みでもあると思います。
昨今、ワクチンの接種は多く宣伝されていますが、
頸がんにかかってしまった後の様々な苦しみ、
治療後にも及ぶ精神的な不安、葛藤。
予防することの意義を、鍔本先生はわかりやすく説明して
下さいました。
「癌が見つかった後では治療がうまくいっても再発のリスクや
不安は残り、子宮を残しても妊娠、出産を安全にするのも
精神面を含め大変なこと。やはり癌を予防しなければならない
という先生のお話が心に残った。
「癌になるリスクが少なくなり、防げるのならば
是非子供にはワクチンを受けさせたいと思った。」
など、講演を聞いてよかったという声が多くありました。

鍔本先生.jpg

また、先生は抗がん剤治療を憂鬱に思う患者様の為に
手品も披露される、心優しく楽しい先生でもあります。ハートたち(複数ハート)
「患者さんの心を解放してあげるということが大切というのが
印象的だった。相手が何をしてほしいと思っているのかを
知るということは、全ての人間関係に通じるものがあると思う。」
という感想もありました。

お昼休憩をはさんで、KAF総会です。
ご来場いただいた方と、委任状ハガキをお送り頂いた方の合計が
会員様の過半数に満たない場合は、総会を開催することができません。
今後も皆様のご協力をお願いしますね!手(パー)
ここではKAFの事業報告を行います。会費を払っても、
KAFが何をしているかわからない、どのような運営をしているか
わからないという方は、是非総会にご出席下さい。

総会の後は、はやし理事によるラヴィングベビータッチ(LBT)の
デモンストレーションです。黒ハート

LBT.jpg

毎年このデモを楽しみにされている方も多くいらっしゃるようです。
実際のベビー人形を用いてタッチの様子をお伝えすると、
誰もがはやし理事の優しい声と雰囲気に癒され、
ラヴィングベビータッチに興味深々!
百聞は一見にしかずです。
7月にLBT講座開講ですので、是非お申込み下さいね。

いよいよメインの講演会、宮里副理事長による「緩和ケアでの
アロマセラピストの役割」です。

宮里さん.jpg

講演会.jpg

これまで9年間、毎週緩和ケア病棟に通い続けた中で、
患者様とどのような関わりをもってきたのか、
アロマを通しての患者様との心の触れ合いや、
アロマセラピストの役割について、
この道の先駆者とも言える宮里副理事長の想いをお伝えする講演と
なりました。

「緩和ケアやスピリチュアルペインに関する本をどれだけ読んだと
しても、現場の経験や人とのかかわりにはかなわないと思う。」
「りなちゃんのお母さんを通して、全国のホスピスケアを受けて
おられる方へ希望の光が持てる役割をされていることがわかり、
感動した。私もそんな役割を働きかけることができるセラピストに
なりたいと思う。」など、多くの感想を頂きました。

3時からは、会員の皆さんの活動報告です。
4名の皆さんがアロマセラピストを志した経緯や、
現在の活動、工夫している点などを報告して下さいました。
「皆さんすごいと思った。色んな経緯でセラピストになられて、
その意味をちゃんと理解し実践されている、すごいです。」
「とても参考になった。一人一人に物語があって興味深かった。」
「皆さんとても積極的に活動されており改めて刺激を受けた。」
など、励みになったという声が多くありました。グッド(上向き矢印)

植田さん1.jpg

植田さん2.jpg

山口さん2.jpg

山口さん1.jpg

舘さん2.jpg

舘さん1.jpg

小阪さん2.jpg

小阪さん1.jpg


そして最後はKAF各理事によるミニフォーラム。
テーマに沿って各グループに別れます。
それぞれ興味を持った分野に分かれて、少人数で受けるには
少しもったいないくらいの濃い内容となっています。

「大門先生の話で、子宮がんが理解できた。」
「とても興味深い内容でもっと学んでみたいと思った。
春田先生みたいなドクターが増えてほしいと思った。」
「竹林先生、マインドフルネスアプローチは大変わかりやすく、
やってみようかなと患者様にも感じて頂けると思ったので、
お伝えしていきたい。」
「はやし理事のミニフォーラムに参加、精油の持つ力の
可能性を新発見できてよかった。また参加したい。」
など、大変ご好評を頂きました。

大門先生.jpg

春田先生.jpg

竹林先生.jpg

はやしさん.jpg


これらの講演の合間には、賛助企業であるアロマ&ライフさんの
精油販売もあり、休憩時間には皆さん黒山の人だかりでした。目
また、KAFの活動報告ポスターの展示も行い、
「とても細かく展示されていて、よく読むことができた。」
「様々な活動を写真や文章で見て知ることが出来た。」など
感想を頂きました。

ポスター.jpg

9−3講義室では、絵本「りなちゃんきいて」が以前放映された
「ひるおび」や「奇跡体験!アンビリバボー」などの映像を、
またアロマをよくご存知ない方の為に、介護現場で行っている
アロマトリートメントの様子などを映像でご覧頂き、
こちらも休憩時間には多くの方が集まってこられました。

KAFは今後も皆さんの声にお応えすべく、
活動を続けていきます。どうぞ今後ともご協力下さいね。
最後になりましたが、今回の総会を開催するにあたり、
お手伝い下さった実行委員や会員スタッフの皆様、
本当に有難うございました。

集合写真2.jpg
posted by KAF at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月10日

岩手でのボランティア活動報告

東日本大震災から2カ月が経ちます。
今もまだ、避難所で大変な生活を続けておられる方が
多くおられ、テレビで見るたび心を痛めていましたが、
この度日本財団から助成金を頂き、

2jcahj000000010p.gif

5月2日から5日まで、岩手の花巻市と
大槌町安渡小学校へ行ってきました。

小学校.jpg

とてつもないショックの後に、
何もかも津波に流された恐怖と苦しみ、
家族や仲間を失った深い悲しみ、
極寒に耐えながら毎日を死に物狂いで生きておられる方々に
はたして受け入れてもらえるのだろうか?
所詮数日来るだけの人間に、何がわかるのかと、
心を開いて頂けないのではないかと思いながら、
岩手の地に降り立ちました。

到着したその足で、まずは山の神温泉に避難されている
方々へ、ハンドマッサージを行いました。

山の神.jpg

「大変でしたね」とか、「怖かったでしょう」という
恐怖の体験を思い出させてしまう言葉は禁句です。
しかし、こちらが考える間もなく、
初めに来られた女性はこれまでの体験を語って下さいました。
介護をしていたお父様を連れ必死の思いで逃げる中
途中で一緒に逃げたおじいさんを助けられなかった無念、
息子さんを亡くした苦しみ、
そんな中でも少しずつ外の空気を吸い、花を愛で、
支援物資の中でも明るい色の服を選べるようになってきたと
話して下さいました。

雪の降り積もる避難所で、建物の中にいるのが怖くて
外で寝ようとすると、この場所で火を焚いてはダメだとか、
飲み水が足らず困っていると、山の湧水を教えてくれたのは
高齢者の皆さんだったそうです。
高齢者がいなかったら、私たちは避難所暮らしを耐えることが
出来なかったと言われました。

出産間近の妊婦さんを探して100kmも自転車をこいで
お母さんが探しに来た場面、
80歳を過ぎたおばあちゃんがアツアツのコロッケを100個も
作ってきてくれたこと、
とてつもなく辛い日々の中で、今回の経験は感動や感謝も
もたらしてくれたと話して下さいました。

翌日は、船が建物の上に乗ってしまったことで
TVでも何度も放映された大槌町へ行きました。

はまゆり.jpg

文字通り瓦礫の山に息を飲み、これでもきれいになったと
言われる現地の人の声に、どうきれいになったのかが全く
わからないほどでした。

がれき.jpg

足を踏み入れる場所もないほど、体育館や教室は多くの人が
朝も昼も夜もそこで生活をしておられます。
マッサージをするにはお布団にのせて頂くしかなく、
お邪魔してもいいですか?と聞くと、皆さん「どうぞどうぞ」と
快く招き入れて下さいます。
肩凝りに悩まされる50代の男性は、最初遠慮がちでしたが
手に触れるうち、「家が流されるとこ見たよ…」と
ポツポツ話されます。
保険証と犬だけ連れて必死で逃げたそうです。
首筋にもオイルを塗布してほぐすうち、
「もう仕事もないし、どうすっかな。これ、いい仕事だな。
次はこの仕事すっぺかな、なぁ、母ちゃん!」と
笑顔を見せて下さいました。

50代女性は、肩がスース―して痛みがあるとのこと、
温めるようにほぐすうち、「今一番の望みは仮設だねぇ。
でも私一人だから、一人暮らしは淋しくなるかもね、
今は、ひとまたぎでおはよう!って言えるからね」と
冗談まじりに話されます。
「あら!ぽかぽかしてきたよ!痛みがなくなった。
こうして皆さんが助けに来てくれて… 有り難い…」と
涙を流されます。
「ボチボチいきましょう」と言うと、
「うん!ボチボチいくよ、元気をもらった!有難うね…」

78歳の男性は、腰が痛くて体が重いと訴えます。
アロマをするうち、気持ちがいい!を連発。
「夜はトイレに4回起きるが、足元がふらついて
なかなかトイレまで行けないのが辛い。
眠れないし、だるいし…、でもこのおかげで
今日は眠れそうだ!ちょっと首もやってみるべか?」
と、どんどんご自身で体位を変えられます。
「息子の車で、必死で逃げた。あと1台前に車が
いたら、もう間に合わなかった」
「今はまだいいが、当時はコンクリートの壁から
冷えが伝わってきて、寒くて寝れなかったよ」
と、振り返って話して下さいました。
この日も強風だったため、窓から砂や木の葉が
毛布の上に積もっていました…

津波にのみこまれ、雨どいをつかんで水面に上がり、
屋根の上に飛び乗って助かった方は、
私達が神戸から来たチームだと言うと、
「最初にかけつけてくれた警察官や自衛隊は
神戸や関西からだった。有り難かった。」と
しみじみ話してくださいました。

2カ月たった今、皆さん途方にくれつつも天災を受け入れ、
前へ向こうとされている気がしました。
一人残らず皆さん優しくて…
その優しさに頭が下がる思いです。

小国さん.jpg

アロマの手技は特効薬ではないかもしれません。
それでも身体に触れることで、痛みがなくなったとか
手が上がるとか、驚いたような顔で喜ばれます。
何がそうさせているのか…
この場でのアロマは、心のつながりが最も大きく影響して
いるような気がしてなりません。

「明日も来てね、絶対来てね」と言われたその顔が
今もまぶたに焼き付いています。

後半の活動は、また追ってご報告します。

お世話になった民間の復興支援組織「ゆいっこ」さんの
ブログもご覧ください。
http://yui-hanamaki.jugem.jp/?day=20110505
posted by KAF at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年04月15日

東日本大震災ボランティア

東日本大震災に被災された方々に向け、KAFができること・・・

それは、お力になりたいと思っているアロマセラピストとの間を
つなげることではないかと、この度震災ボランティアを募集しました。

既に被災地から宝塚周辺の地域へ避難して来られているご家族へ、
心と身体に優しく触れ、温もりを伝えることで少しでも支えになり、
「安心の場所」になることが出来たら・・・
そこで、宝塚NPOセンターのご協力を得て、
KAF理事長大門美智子先生の診療所、宝塚の大門医院アロマルームにて、
または、宝塚市の公営住宅への訪問にて、無料でアロママッサージを行う予定です。

これからの暮らしに不安を抱えておられるでしょうし
方言が通じないという壁もあるそうです。
宝塚NPOセンターでは、そんな方達が集まって自由に相談したり
シェアできる場を提供するそうなので、そこでのハンドマッサージなども
できればよいと考えています。

但し、今回のボランティアは通常のボランティアとは違い、
心のケアが中心となります。
「どんな様子だったんですか?怖かったですか?」
「頑張って!」
そんな不用意な言葉がけは、禁物です。
かえって悲しみを増強し、追体験をさせてしまうからです。

そこで、KAFでは心構えや目的をご説明するとともに、
提供するだけではなく、どのような方法がよいか?を皆さんと一緒に考えて、
よりよい形でボランティアができればと説明会をもちました。

4月10日、12日、14日の3日間に分けて開催し、
アロマセラピストのみならず、エサレンの認定プラクティショナーさんや、
エステサロンに勤務されている方など、
遠いところたくさんの方々が集まって下さいました。

無題.JPG

訪問にとまどいはないか?
タオルなどの準備はどうするか?
記録提出の方法はどうする?
質問や経験談など、皆さんにも発言して頂き、
少しずつ形になってきています。

ご応募頂いた方で、説明会の日程が合わなかった方、
またあらためて日を設けますので、お待ち下さいね。

どれくらいのニーズがあるかは、まだわかりませんが、
こうやって賛同して下さる方がおられることに、
感謝致します。
活動が始まったら、またご報告しますね。





posted by KAF at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月22日

アロマカフェVol.13

連日の東日本大震災の映像に心が痛みます。
恐ろしい映画のような津波の映像、
被災者の皆さんの涙、
一生懸命活躍する自衛隊や救援隊、消防士の姿、
何かをしたい!届けたい!と多くの人が思う中、
今回の災害は、してよいこと、いけないことを
学ぶ機会にもなっていると思います。
やみくもに荷物を送ると、仕分けができず
結局現地で廃棄になり逆に大金がかかるそうですね。

そんな中、先日、取り壊し前の大門医院で
支援物資の仕分け作業が行われました。
院長先生や美智子先生は、阪神大震災の時
皆さんに助けられた恩返しをしようと
仲間の先生方と声を挙げ、
たくさんの若者がTwitterなどでその情報を得て
集まって来られました。
医薬品や粉ミルク、離乳食、おむつパッドなど、
皆が協力して次々と仕分けをしていきます。
必要な場所へ、必要なものが届くように…
温かい心を持った20歳前後の若者から、
ご近所の奥様まで、腰をかがめての作業、
皆で一心不乱に頑張りました。

一方、真新しい大門医院仮診療所の3F
セミナールームでは、3月20日(日)13時より
アロマカフェVol.13が行われました。
震災の影響もあり、参加者は3名と少なかったのですが、
遠くは島根県からもご参加を頂きました。

アロマカフェ.jpg

参加者の方からの事前質問から、
まずは宮里副理事長の「病院でのアロマトリートメントの実際」
についてのお話です。
どのように病院や施設での活動を始めたのか?
どのような問題にぶつかったか?
これから活動を始めようと思っておられる皆さんにとって
大変興味深いところですね。

引き続き、皆さんそれぞれの活動紹介の後、
今抱えておられる疑問点や悩みについての
話し合いがもたれました。

アロマカフェ2.jpg

好転反応の経験と原理、
パッチテストの現実、
今後の活動へ踏み出す勇気など…

誰しも最初は初心者で、
悩み勉強しながら自信を高めていきます。
KAFがその場の1つであるよう、
皆さんと共有していきたいと思います。

アロマカフェの後は、
第4回総会に向け、実行委員会が行われました。
役割担当やスケジュールについての確認の後、
チラシ発送作業です。
チラシや手紙、封筒、宛名シールを机一面に広げ、
皆で分担作業をしました。

発送作業2.jpg

作業にも目処がついた頃、
お腹が鳴り始めました。
宮里副理事の差し入れ、わさびいなりが美味しくて
皆一気に食べ尽くしました!

総会実行委員会.jpg

このチラシが届いて、たくさんの方にご参加頂けますよう
スタッフ、実行委員は、頑張ります!
お申込み、お待ちしております。
posted by KAF at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月08日

緩和ボランティア講習会STEP4

実技講習会2.jpg

3月6日(日)、緩和ボランティア講習会STEP4が開催されました。
去年の9月から始まったこの講習会。
STEP1、STEP2では、ボランティアをする上での死生観やグリーフケアについて。
STEP3では、在宅ホスピスで求められるボランティアとは?
そして毎回、実際の緩和ケア病棟での注意点や患者様との関わりについて、
積み重ねて学んできましたグッド(上向き矢印)

今日の講習会はいよいよ実技ということで、
皆さん待ち望んでおられたことと思います目
午前中は、症例を自分でアセスメントするという前回の宿題を
各々発表して頂き、皆で検討していきます耳
「こういう視点もあったんだな」ひらめき
「あ、自分にはこういう注意が足りなかったな」
色々な意見を聞くことは勉強になりますね。

その後、注意点をおさらいしてから、
実際の病棟での施術をビデオで見せていただきました映画
患者様が私たちのために精一杯協力して下さった貴重なビデオです。

“セラピストが腰を痛めないアロマ施術用ベッド、
四方に動きやすいスペースがあり、
服を脱いで頂いて腹臥位で施術ができる”

緩和ケア病棟ではそんなことはあり得ませんあせあせ(飛び散る汗)
患者様の安楽な体位を、セラピストが工夫し提案する。
セラピストにとって無理な体勢でも、工夫次第で施術は行える。
それを百聞は一見にしかずで教えて下さった
患者様の有り難いお申し出に
今日も感謝の気持ちで学ばせて頂きました。

お昼休憩をはさんで、いよいよ実技開始です手(パー)
3つのグループに分かれ、症例の患者様を想定しながら
それぞれがセラピスト役、患者様役になって施術を始めていきます。
皆さん経験あるセラピストなので、
1から手技を学ぶわけではありません。
宮里副理事長が各セラピストのやり方を見ながら、
ベッドを回り丁寧に指導していきます。

精油は何を選択するのか?
この症状ならどんな体位をとるのか?
その膝の位置、その腕の位置で楽なのか?
施術の前にすることは?
圧はどれくらい?
スピードは?
その部位に何分くらいかける?
そして、セラピストの姿勢もチェック。
無理な体勢とはいえ、手先だけの手技では
効果は出にくい上、心地よくありません。
またセラピストも自分の体を守ることが必要です。

実技講習.jpg

下肢の.jpg

下肢のトリートメント.jpg


皆さんお互いの手技や圧を確認しながら、体感していきます。
たっぷりと時間をかけて練習するので、
患者様役の方はとろ〜んとした表情になっていましたわーい(嬉しい顔)

実技講習会.jpg

現在、緩和ケア病棟でのボランティア活動をされている方がほとんどでしたが、
これまでの悩みや不安が解消され、
今後よりよい施術や対応ができそうだと、
益々勉強や活動の意欲を高めておられましたわーい(嬉しい顔)グッド(上向き矢印)

今回、たくさんの方にお申し込みを頂いておりましたが、
残念ながら定員オーバーでご参加頂けなかった方も、
また夏頃に2回目を開催予定です。
是非1回のみでなく、継続してご参加下さい。

STEP形式で回を重ねることの意味とは?

緩和ケア病棟におけるアロマは、
施術の技術と、優しさだけでは務まりません。
患者様から「気持ちよかった」という言葉を頂けたら、
それでよいのでしょうか?

患者様がセラピストに気を遣い、そう言われる場合も少なくありません。
単なる作業にしか感じられなかったとおっしゃる方もおられます。
施術後に気分が悪くなられることもあるようです。
セラピストは退室してしまえば自己満足ですむかもしれませんが、
患者様に残す影響は、プラスだけではないこともあるのです。

身体の声、心の声をちゃんと聴けているのでしょうか?

患者様に不安や不快感を与えないよう、
しっかりと学んだアロマボランティアが今後増えていき、
たくさんの方々に安心してアロマを受けて頂けますよう…

緩和ボランティアを目指す方、一緒に頑張っていきましょう!手(グー)


posted by KAF at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月01日

KAF会員さんからのメール

KAF会員山根紀代美様はアロマセラピストの資格をとられた後、
看護師を目指し目下勉強中!
お忙しい毎日ですが、頸髄損傷連絡会のアロマボランティアをされるなど
アロマの活動も頑張っておられます。

1月のブログでもご紹介した通り、今年も一緒に活動させて頂きました。
そんな山根様からメールが届きましたので、ご本人了解のもと
ご紹介させて頂きます。

ついついセラピストは、心地よいタッチを届けたくなります。
でも、アロマの目的、意味が、セラピスト本位になってはいないでしょうか。

アロマで何をしたいのか。
皆さんの中に、答えはありますか?

**********************************************

今日、実は歯の矯正のために、下の歯を1本抜きました。
何十年ぶりかの抜歯でコワゴワだったのですが、
最近の歯科技術にびっくりです!
ぜんぜん痛くないし、出血もほとんど無い… すごいですね。
歯茎に麻酔の注射をして10分くらい利くのを待っていたのですが、
その間、歯の周りがじわ〜としびれてきて、触れると顔の皮膚が
3センチくらいに分厚くなった感じがしました。
ギュ〜っとツネルと指が触れた感覚jだけで痛みはまったく感じません。
撫でてみるとゾワゾワするだけで温かさや、
まして心地いい感じなんか無かったです。

びっくりしました。これが脊髄神経を損傷した方の感覚なんだ。
感覚は無くても、マッサージの効果ってきっとあるだろう、
あるはずだと思ってました。
私の夫もアロママッサージをすると初めは、しかめっ面をしてましたが、
毎度、いつの間にか眠っていたので「やっぱり気持ちいいねんやんか」
とほくそ笑んでました。

胸から下の感覚が歯医者の麻酔と同じならば、
手の温かさもタッチもちっとも感じていなかったのでしょう。
夫が眠ったのはアロママッサージの効果ではないかもしれません。
アロマで心と身体を癒すというのは驕りなのでしょう。
おっしゃる通り、アロマの大事な役割をもう一度確認することが
必要だと痛感しました。

十代の同級生に混じっての看護の勉強は大変ですが、
アロマセラピストで得した(^v^)と思うことはいっぱいあります。
そのひとつに「患者さんの存在で看護師の存在が初めて許される」
という意味がストンと理解できたことです。
やっぱり、看護師もセラピストも、心を伝えるということが
一番必要なんではないでしょうか?
クライアントさんの優しさや香りにまつわる記憶に助けられながら、
私の感謝の心をお伝えする・・・・
まだまだ、私の伝え方は未熟ですが・・・。

頚損3人.jpg
posted by KAF at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記